さなみん

石をひとつ投げ込んでみる心のなか

カミツクイキモノ

噛みつくイキモノというのがあり、その中にニンゲンも含まれる。

噛みつくのは、餓えているからではなく、ただ噛みつきたいからではないか。

いや、餓えているのかもしれない。

何に?

何かに。

その正体は、噛みつく当人にもわかり得ぬやもしれぬ。

 

噛みつくイキモノは、いつも噛みつく対象を探しては、そこいらをうろついている。

噛みつくことが目的なので、対象の詳細は問わぬし、吟味もせぬ。

ただ噛みつければそれで良いのだ。

 

ソウイウモノを私は恐れ、出会わぬことを願う。

カミツク悦楽の犠牲になりたくない。

もしもこの世界に檻あらば、ソウイウモノを閉じ込めたいが、叶わぬなら私のほうが入りたいと思わぬこともない。

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